限りある時間の使い方

限りある時間の使い方【読書】

人生は「4000週間」

いつからだろうか。僕たちはめちゃくちゃ忙しい。

公園であたりが暗くなるまで、野球をしたり、毎日朝までゲームをしたり、時間なんて有り余っていた小学生時代。

中学生から、部活やら受験勉強で忙しくなってからは毎年加速度的に予定が埋められ、気が付けば忙しない生き方になりがちな現代社会

こんにちは!otapeiaのotaです。

2ちゃんねるを開設し論破好きなひろゆきさんが絶賛した「限りある時間の使い方」を読んでみた(帯にひろゆき氏絶賛と書いていた)

先に触れておきますが、これを読んだ所で、あなたのその忙しさは改善されないと思います。

でも、これを読むことで、今まで感じていた、思っていた、今を生きる忙しない時間の有り様を考え直すきっかけにはなるのかなと

現代の競争社会を生き抜く為に、隙間時間に勉強したり、週末は習い事に勤しみ。仕事で成果を出す為に、たくさんの学びたいこと、やりたいことで時間を埋める

効率的なスケジュール管理方法を求めて、書店ではタイムマネジメント系の本が並ぶ

この本の面白い所はいわゆるタイムマネジメント系の本ではないし、それを否定している。時間なんて支配できないとキッパリ言っている

「まぁそんな頑張んなよ。期待すんなよ。自分の力なんてちっぽけだよ。今を楽しめよ」と語りかけてくるような、ある意味で希望を捨てる勇気を持とうと伝えてきます。

理想を捨てること。完璧を求めないこと。

「自分の人生に期待して良いじゃないか!努力して頑張ることはかっこいいじゃないか!」と思って生きてきたから、この本の言いたい事を理解するのは難しい。

時には心身を削り、身を粉にして、頑張る時期も大事だと思うけどな〜

またそのうちに、思い出した時に読み返して、その時どう感じたのか。心の変化を楽しみに日々を過ごそうと思う。

感じたことをつらつら

この本を読むまでは、毎日予定を埋めて無駄に忙しくしていた自分がいた

特に週末に予定がないのも何か味気ない。暇があると考えごとばかりしてしまうから、健康的にも良くない気がする。

ふと思うのは、この行動から起因する感情の正体は「不安」なのだと僕は感じる。

何か心からやりたいことがあったり、本当にやるべき事から逃避してしまう自分がいるような気がする

この本が伝えたい事は、「本当に大事な事に時間をかけよう」ってことだと僕は感じた。

人生は4000週間(80歳まで生きるとして)

長いようで短いな

来年が、来月が、来週が、明日が確実にくる保証もない

社会人になってしまえば平日のほとんどは仕事に時間が奪われてしまうから、本当にやりたい事、大切な人と過ごす時間は限りある貴重な時間なんだなと思える。先延ばしはやめよう。今目の前にいる人、隣にいる人を大事にしよう。

この本から結論めいた事は感じ取れなかったけど、「今この瞬間は今しかない」「この瞬間は人生最後の瞬間」と一度深く理解して、一旦すぅ〜と忘れて生きるくらいがちょうど良い気がした。

考え過ぎるのも重いし、人生に疲れてしまうしな。適当ぐらいがちょうど良い。

学びとして

この本を読んでの学びをメモとして書いておきます。

刺さる事があれば、書店でこの本を手にとってみてほしい

大切なことに時間を費やすために、別の何かを手放す

その喪失感に耐えなければならない。捨てる喜び。

人生の有限性に目をむける

この人生はリハーサルではない。あらゆる選択に無数の犠牲がついてくる。時間はつねにすでに差し迫っていて、今日や明日にも完全に尽きるかもしれない。よくいわれるように「今日が人生最後の日のつもりで」過ごすだけでは足りない。「つもり」ではなく、実際に今この瞬間が人生最後であるかもしれないのだ。未来が一瞬でも残されていると確信することはできない。

限りある時間の使い方- 第3章「時間がある」という前提を疑う

あらゆる瞬間は最後の瞬間だ

人生は有限であり、だから必然的に、二度とない体験で満ちている。どんな経験も、それが最後の機会であるかのように大切にするべきだ

第8章 人生には「今」しか存在しない

何のためでもないことをする

好きなことや趣味。誰にも褒められない活動を大事にしたい。平凡でいい。期待するから辛くなる。その瞬間が楽しければ良いんだよ。

あるべき自分、理想の自分じゃなくて、あるがままの自分を受け止める。

人生は短い。短いから全てを理想に近づけるのは不可能で、そんな事をするから、期待してしまうから、不安に苛まれる日を過ごしてしまうんだなと思う。

もう少しだけ、肩の力を抜いて、深呼吸して、明日を迎えて生きていこう。まずは気持ちから。

無益なことを追求する自由

何にも気にせず、下手くそなことを楽しむ自由

今の現代人に必要なのは、そんな心の余裕なのかもしれないですね。

ota

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